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教場Ⅱ|宮坂定の殉職と漆原透介の関係は?考察や視聴者の声まとめ

木村拓哉主演の『教場Ⅱ』。

1夜目から波乱の幕開けとなりました。

前作『教場』の主要メンバーの1人、198期生の宮坂定が殉職してしまいます。

この衝撃的な展開にショックを受けた視聴者も多いはず。

宮坂定の殉職を嘆くシーンは『教場Ⅱ』でも屈指の名シーンですが、少しだけ違和感が残る場面も。

それは、宮坂定と同期の198期メンバーが漆原透介を叱責するシーン。

まるで、漆原透介が宮坂定の殉職の原因だと言わんばかりです。

果たして、宮坂定の殉職と漆原透介の関係は何だったんでしょうか?

考察と視聴者の声もまとめてみました。

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宮坂定が殉職

『教場Ⅱ』1夜目にして、まさかの事態が起こりました。

前作で198期のメインメンバーの1人だった宮坂定(演:工藤阿須加)が殉職してしまいます。

教場Ⅱで宮坂定が殉職

殉職の原因は「交通事故」

信号機トラブルがあった交差点で交通整理をしていたところ、トラックに撥ねられてしまったんです。

宮坂定の殉職を知った他の198期メンバーは、宮坂定がトラックに撥ねられる直前に横断歩道を渡っていた200期の1人、漆原透介を叱責。

これを見ていた風間教官が198期メンバーを窘めるシーンは、「警察官の覚悟」「警察官の責務」を感じさせる名シーンです。

しかし、このシーンに疑問を持った視聴者も多かったようですね。

確かに、宮坂定がトラックに轢かれる直前に漆原透介は横断歩道を渡っていました。

そして、198期メンバーの解説によると「宮坂定が門限に遅れそうな漆原透介を通してあげてた」とのこと。

ただ、漆原透介と宮坂定の殉職とに明確な因果関係が描かれていなかったことから、視聴者の中では混乱の声があがってしまいました。

ちなみに、宮坂定の殉職はドラマオリジナル展開です。

宮坂定の殉職と漆原透介の関係は?

教場Ⅱで宮坂定の殉職にショックを受ける198期

宮坂定が殉職したのは交通事故のはず。

しかし、その直前には漆原透介が横断歩道を渡っていました。

直接的な因果関係はなさそうでしたが、ではなぜ198期メンバーは漆原透介を叱責したのでしょうか?

漆原透介の行動をおさらい

考察に入る前に漆原透介の行動と関係者の動きをおさらいしておきます。

  1. 漆原透介、門限ギリギリに警察学校に戻る
  2. 明らかに様子がおかしい漆原透介、汗をかきキョロキョロしながら学校中を走り回る
  3. 翌日も起床時間前に起き(遅刻の常習犯なのでかなり珍しい?)、風間教官に「まだ起床時間前だぞ」と言われても「ランニングです」と言って走り出す
  4. 風間教官以外の教官が漆原透介の薬物使用を疑いだす
  5. 風間教官が直接、漆原透介に問いただし、「様子がおかしかったのは掲示板を探していたからだな」と言い当てる
  6. 掲示板に「宮坂定の殉職」が貼りだされる
  7. その通知を見た漆原透介は泣きながら崩れ落ちる
  8. 風間教官もその通知を見て、その場を離れる
  9. 警察学校長から風間教官に宮坂定の殉職現場の映像が渡される
  10. 風間教官に呼び出された宮坂定の同期(198期メンバー)が現場映像を見る(この時に漆原透介が事故直前の横断歩道を渡っていたこと宮坂定が漆原透介を気にかけていたことが明かされる)
  11. 風間教官と198期メンバーが外の花壇で宮坂定の死を悼んでいたところに漆原透介が登場
  12. 198期メンバーの1人(日下部准)が漆原透介につかみかかる
  13. 風間教官が「職務で弔え!」と198期メンバーをたしなめる

ちょっと長くなってしまいましたが、こんな感じです。

では、この行動をもとに、198期メンバーが漆原透介に激怒した理由を考察していきます。

考察①:漆原透介を通したせいで交通が乱れた

教場Ⅱで殉職した宮坂定

1つ目の考察が、遅れそうだった漆原透介を無理に通してあげたことで、「交通整理に乱れが生じ、事故が発生してしまった」という説。

確かに、漆原透介を通す場面では、宮坂定が自動車を無理に止めているシーンが確認できます。

ただ、宮坂定がトラックに轢かれたのは漆原透介が横断歩道を渡り切った後です。

そして、轢いたトラックも止めた車とは全くの別物。

確かに、多少の乱れはあったかもしれませんが、交差点は特に混雑していたわけでもなさそうでした(映像の中で通っていた車は1~2台程度)。

なので、これが原因で現場が混乱するほど乱れることは考えにくい気もします。

あるいは、漆原透介に気を取られていて、接近するトラックに気づけなかったという可能性もありますが・・・。

漆原透介を気に掛けるあまり、交通事故で殉職してしまったとなれば、198期メンバーとしてはやるせない気持ちになるのも仕方ないことかもしれません。

考察②:宮坂定の事故現場を目撃したのに助けなかった

教場Ⅱの宮坂定の殉職には漆原透介が関係

もう1つの考察が「漆原透介は宮坂定の事故現場を目撃したのに助けなかった」とする説。

漆原透介は宮坂定が事故に合ったことを知っていました。

それが原因で取り乱し、警察学校では薬物使用を疑われていたほどでしたからね。

でも、この時点で宮坂定が事故にあったことは、警察学校の誰も知りませんでした。

つまり、漆原透介は宮坂定の事故現場を目撃していたことになります。

しかし、漆原透介は事故の直後、警察学校に帰ってきています(門限はギリギリでしたが)。

日ごろから遅刻を叱られ、「次に遅刻したらクビだ」と言われていた漆原透介。

クビになるのが怖くて事故現場をスルーし、そのまま警察学校に向かってしまったということも考えられます。

宮坂定の殉職はドラマオリジナルの展開ですが、「交通整理中に殉職した警官」は原作にも登場していました。

そして、その警官も遅刻しそうな漆原透介を通してあげた直後に車に撥ねられて殉職しています。

その時の原作の描写では、「横断歩道を渡り終え、すぐに右を曲がった漆原には、その音が聞こえていたはずだ。だが、彼は振り返らなかった。それどころか、何かから逃げるように、足を速めて現場から走り去ったとあります。

このことからも、漆原透介が現場から逃げてしまったことが疑われます。

事故の直後、応急処置や救急への連絡を行っていれば宮坂定は助かったかもしれません。

結果的に、漆原透介は自分を気にかけてくれていた宮坂定を見殺しにしたことになります。

そう感じた198期メンバーが漆原透介に怒りを覚えたと考えれば、納得です。

宮坂定の殉職にはフラグがあった?

ちなみに、宮坂定の殉職にはフラグがあったのをご存じでしょうか?

前作『教場』で警察学校を卒業する宮坂定に風間教官が贈った言葉が「死ぬなよ」でした。

宮坂定に風間教官が贈った言葉

風間教官のやるせなさは測り知れないですね。

宮坂定の殉職に対する視聴者の反応


やっぱり、宮坂定の殉職を悲しんでいる視聴者は多いですよね。

前作の主人公ともいえる存在だっただけに、本当に悲しいです。

ただ、『教場Ⅱ』の後編では、宮坂定の死を背負った漆原透介も顔つきが変わって立派に成長していました!

宮坂定の分も、彼には頑張ってもらいたいですね!