[Alexandros]のボーカル、川上洋平さんはシリアからの帰国子女という異色の経歴の持ち主です!
独特な中東訛りの英語を活かしたボーカルも川上洋平さんの魅力の1つですね!
ただ、シリアって日本人にとって身近なイメージがない国ですよね?
※むしろ今は治安的にちょっと危ないイメージの方が強いです・・・。
川上洋平さんはシリアでどんな生活を送っていたんでしょうか?
川上洋平はシリアでどんな生活を送っていた?
それにしてもシリアからの帰国子女ってかなりレアケースな気がしますよね!
川上洋平さんはシリアでどんな生活を送っていたんでしょうか?

シリアでの学校生活は?
川上洋平さんはシリアにいる6年間、インターナショナルスクール(アメリカンスクール)に通っていたのは有名な話ですね!
ただ、当時はインターナショナルスクールに加えて、日本の学校の勉強をするためにダブルスクールをしていたそうです!
なんでも、補習校には週1で通っていたとのこと!
シリアに来たのも父親の仕事の関係だったとのことで、恐らく日本に帰る日というのもあらかじめ決まっていたはず。
帰国後に日本の学校に転入するためにも、日本のカリキュラムに沿った勉強をする必要があったみたいですね。
「シリアでは日本の学校が無い。基本は現地校orインターナショナルスクールの2択だ(現在は知らん)」
「でもそれだと日本の勉学が遅れるので週1で補習校に通っていた」
川上洋平オフィシャルブログ(2013年)
慣れない地域で慣れない英語での授業に加えて、さらにダブルスクールにも通うとか相当大変だったんじゃないかなと思います・・・。
当時まだ小学生ですよね?
本当にすごいです・・・!!

シリアでも日本食を食べていた?
外国で過ごすうえで1番気になるのは「食事」ですよね!
食事が合わなくて・・・というのはよく聞きます。笑
川上洋平さん曰く、シリアの現地食においしいものってあまりなかったみたいで、日本食もよく食べていたそうです!
なんでも、父親の会社から日本食が送られてきていたんだとか!
「父親の会社から、日本食がよく届けられていたんで、そういうモノも食べてましたけど、現地料理だと、ハマスとかシシカバブとかですね」
逹瑯(MUCC)との対談(2014年)
父親の仕事は食品系の商社とかでしょうか?
なんかエリート感がしますね!笑
川上洋平はシリアでもバンドを結成?音楽との出会い
[Alexandros]の前身、[Champagne](シャンペイン)ってご存じでしょうか?
もともと[Alexandros]って改名後のバンド名で、それまでは[Champagne]名義で活動をしていました。
その[Champagne]は、実は川上洋平さんがシリアで結成していたバンド名から取っているんです!
シリア時代からバンドを結成していたなんて驚きですよね!
シリアでの音楽との出会い
でも、シリアはお国柄、西洋文化の流入にも厳しいので、映画やCDを取り扱っている店ってほとんどなかったみたいなんですよね・・・。
それでも海賊版を売っている違法なお店とかでなんとかCDを手に入れていたんだとか!
もともとお兄さんが音楽好きということもあって興味はあったそうなんですが、シリアでOasisの楽曲に出会ったことがきっかけで、どんどん音楽の世界にハマっていったみたいです。
「でも、そんな中だからこそ、音楽はすごく大きかったですね。音楽も違法な海賊盤を売ってるお店で買うしかなかったんです。そこでOasisのテープに出逢ってハマったんです」
逹瑯(MUCC)との対談(2014年)
シリアで音楽に目覚めるっていうのもあまり無さそうな話ですよね!
逆に色々と制限された環境だったからこそ、自分の好きなことに没頭できたのかもしれませんね。
シリアで出会った恩師とは・・・?
あとは、当時通っていた補習校で1人の先生に出会ったことも大きかったそうですね。
なんでも勉強の傍ら、その恩師からギターを教えてもらっていたとのこと!
当時のシリアにはインターネットや楽譜といったものが一切なかったので、せっかくギターを買ってもそれをどう演奏すればいいかが分からなかったそうで・・・。
そんな時、その先生がoasisの楽曲を耳で完コピして色々教えてくれたんだとか!
「もう感動しちゃってさ。そこから色々ギターの事を教わったし、音楽の事も教えてくれた。今考えると物凄い知識量だと思う。」
川上洋平オフィシャルブログ(2013年)
その先生、相当ポテンシャル高いですね・・・笑
川上洋平さんもまさかシリアでこんな先生に出会えるとは思ってなかったでしょう。
この出会いがあったからこそ、今の川上洋平さんがあると思うと、とても感慨深いです・・・!
川上洋平、シリアでの危険な体験とは?
シリアは中東にある国です。
中東地域は「危険な国が多い」というイメージが強いですよね?
川上洋平さんもシリアでは危険な経験をしたとのこと!
現地での友達と口喧嘩をした翌日、家の前に黒服のSPっぽい人が立っていて、その友達のことをいじめたか質問されたそうです・・・。
当時、川上洋平さんは小学生くらいですよ?
この経験、普通に考えてめちゃくちゃ恐怖ですよね・・・・!!
子供ながらに危険を察知した川上洋平さんは全力で否定して事なきを得たそうですが・・・。
黒服SPがいるくらいならシリアではよくあることだけど、この経験はさすがにビビったと言っていました。

「後から聞いた話だとその子んちはおそらく政府関係で、、って事で。あれは結構焦ったな」
「そいつだけかもしれないけど。でも口喧嘩だけで良かったよ。手が出る方だったら確実に夜空の星になってただろう」
川上洋平オフィシャルブログ(2011年)
日本の外務省が示している「危険情報」のデータによると、シリアは危険レベル4(最高レベル)に設定されている国です(2020年2月6日現在)
ただ、川上洋平さんが現地に住んでいた1990年代はシリアも比較的治安が良かったみたいですね!
2010~2012年に起きた「アラブの春」という内戦をきっかけに急速に治安が悪化したとのことで、川上洋平さんも少し悲しそうでした。

「第二の故郷であるシリアアラブ共和国がアジアの危険度ランキング第2位にチャートインして絶句した私だよ」
「でもやっぱりあの国は思春期を過ごした思い入れのある国だから訪問したい。ライブとかやれたら最高なんだろうけど、ちょっと難しいだろうね」
川上洋平オフィシャルブログ(2012年)
こう振り返ってみると、川上洋平さんにとってシリアはとても大切な経験だったということが分かります。
この経験があったからこそ、今の川上洋平さんや[Alexandros]があるのかなと!
川上洋平さんのルーツを垣間見れた気がします!