呪術廻戦に登場する御三家の一つ「禪院家」
謎に包まれていた一家でしたが、登場人物も増えてきて徐々にその全貌が明らかになってきました。とはいえ、まだまだ謎が多く、特に親子関係や宗家・分家のつながりに頭を悩ませることも多いです…。
そこで、現在明かされている情報をもとに禪院家の家系図をまとめてみました。以下、本編ネタバレを含みますのでご注意を!
禪院家の家系図が複雑すぎる
今のところ明らかになっている禪院家の関係者は8名。
![]() (ぜんいんまき) | ![]() (ぜんいんまい) |
![]() (ぜんいんなおびと) | ![]() (ぜんいんおうぎ) |
![]() (ぜんいんなおや) | ![]() (ぜんいんじんいち) |
![]() (ふしぐろとうじ) | ![]() (ふしぐろめぐみ) |
伏黒恵の義姉・伏黒津美紀(ふしぐろつみき)は禪院家の直接の血筋ではないため、ここでは割愛しています。
138話で第26代当主の禪院直毘人(ぜんいんなおびと)が戦死し、その遺言を聞くために禪院家の関係者が屋敷に集められました。
その時の登場人物の会話からある程度それぞれの関係性を想像することはできるのですが、家系図がめちゃくちゃ分かりにくいと感じたのは私だけではないはず。
特に「真希と真依の父親って結局誰なのか?」とか「禪院甚壱って禪院甚爾の兄?」とかですね…。
禪院家の家系図は?
禪院家の家系図

現在分かっている情報をまとめると家系図はこんな感じにまとまりそうです。ただ、本誌でもまだすべての情報が明らかになっていないので、その部分は推測で補っています。
2021年3月4日情報を更新
呪術廻戦公式ファンブックで新たな情報が判明したので家系図を更新しました。これで禪院家の全貌がほぼ明らかになりましたね!
- 甚爾は直毘人の兄の息子
- 真希と真依は直毘人の弟の娘
禪院家の関係者
禪院真希
禪院真依の双子の姉。
第42話の描写から嫡女(正室の娘)であることが分かります。「天与呪縛」により呪力をほとんど扱えず呪霊を目視することもできませんが、身体能力がずば抜けて高いのが特徴。
ただし、術式が使えないため禪院家では落ちこぼれ扱いです。
禪院真依
禪院真希の双子の妹。
双子のため、真希と同じく正室の娘であると思われます。姉よりは呪力を扱えますが、そこまで出来がよくないため姉と同じく禪院家では落ちこぼれ扱いを受けています。
禪院扇
真希と真依の父親と思われる人物①。
第42話では、禪院家の中で「聞いたか?扇の娘の話、片方は術式どころか呪いも見えんらしい」「やはり双子は凶兆か」というやり取りがあったため、2人の親であることはまず間違いありません。
そして、第138話では禪院直毘人の弟であることが明かされました。
2021年3月4日情報を更新
呪術廻戦公式ファンブックで真希と真依は直毘人の弟の娘であることが明かされました。ということで、真希・真依の父親=扇ということがほぼ確定です!
禪院直毘人
禪院家の26代目当主で、真希と真依の父親と思われる人物②。
本編では真希と真依の父親であることは明言されていませんが、以前ジャンプの付録についていた『呪術廻戦キャラクターブック京都交流会編』(一応非公式扱い)では、真希の父親=直毘人としっかり明記されていました。
また、アニメで直毘人を演じる声優さんも、呪術高専だよりのインタビューで「美人姉妹の父でもあるという役どころはちょっと嬉しいですが…」という回答をしています。
ただ、今回の家系図では本編での情報を重視して、真希と真依の父親=扇としています。
2021年3月4日情報を更新
呪術廻戦公式ファンブックで真希・真依の父親=扇であることが判明しました。直毘人父親説は誤植だったことになりますね!声優さんのコメントもキャラクターブックの情報を受けての誤解だったと思われます。
禪院直哉
直毘人の実の息子で次期当主の筆頭候補。
第138話で初登場。まだまだ謎が多い人物ですが、とりあえずポンコツの兄が複数人いることは分かっています。
禪院甚壱
伏黒甚爾の兄と思われる人物。
第138話で初登場。直哉と同じくまだ謎が多いですが、直哉に「甚壱君はなぁ…顔がアカンわ。甚爾君と逆やったらよかったのにな」と言われていることから、甚爾と何かしらの関係があることは明らかです。
そして、名前も「甚」の字が共通であること、「壱(いち=1)」「爾(じ=2)」となっていることから、甚爾とは兄弟であることが推測できます。
また、直哉に「甚壱君」と呼ばれているので、直哉との関係も叔父というより従兄弟という方がしっくりくる気がしますね。
2021年3月4日情報を更新
呪術廻戦公式ファンブックで甚爾=直毘人の兄の息子であることが判明しました。甚爾の兄と思われる甚壱も直毘人の甥(直哉の従兄弟)でほぼ間違いないでしょう!
伏黒家の関係者
伏黒甚爾
旧名は禪院甚爾。伏黒恵の父親。
真希と同じく「天与呪縛」により呪力が使えなかったため、禪院家では酷い扱いを受けていました。それが嫌で家を出て伏黒家に婿入り。姓が「伏黒」に変わっています。
真希以上に呪力が使えない(全くの0)ため、身体能力は超人の域。呪術界最強の五条悟にも瀕死の重傷を負わせたほどの実力者です。
2021年3月4日情報を更新
呪術廻戦公式ファンブックにより甚爾=直毘人の兄の息子であることが判明しました。
伏黒恵
伏黒甚爾の息子。
第32話で加茂憲紀(かものりとし)が言っていた「呪術師に歳は関係ないよ。特に伏黒君。彼は禪院家の血筋だが、宗家より余程できが良い」というセリフから、伏黒恵は分家の血筋であることが示唆されています。
ただ、父親である甚爾までは正式な家系であった可能性は高いです。甚爾の兄弟と思われる甚壱も、第138話では扇や直哉と同じく次期当主候補にカウントされていましたからね。
甚爾が禪院家を出て(恐らく)非術師の家系である伏黒家と新たな家を築いたことで分家扱いになったと考えるのが自然な気がします。
真希・真依の父親は誰?

禪院家の家系図の中でも真希と真依の父親についてはかなり情報が錯綜しています。
本編の情報を見ると扇が父親であることは間違いなさそうですが、付録ファンブックでは直毘人が父親であることが明言されているので、やはり真相が気になりますよね。
現時点の情報では、ハッキリと明言することは難しいのですがいくつか可能性を考察してみました。
2021年3月4日情報を更新
呪術廻戦公式ファンブックで真希・真依の父親=扇ということがほぼ確定しました。やはり直毘人父親説はキャラクターブックの誤植だったようですね!
真希と真依は直毘人の養子?

1つは真希と真依が直毘人の養子として引き取られたという可能性です。昔の家では後継ぎ候補を養子として当主の家に迎え入れるなんてことも少なくなかったようですからね。
ただ、落ちこぼれ扱いを受けていた真希と真依をわざわざ当主の家に迎える理由って何なのかという疑問は残ります。「世話係として」であれば扇の家にいたままでも十分務めることは可能です。
もしくは逆のパターンで、直毘人の娘だったけど扇の家に養子に出したということもなくはなさそうですが、今度は本編で言われていた「扇の娘」という表現がしっくりきませんね。
直毘人父親説は誤植?

もう1つが直毘人の父親説そのものが間違いだったという可能性です。
実は「真希と真依の父親=直毘人」というのは本編では一切語られていません。この情報はあくまで非公式扱いのファンブックと声優さんへのインタビューによって明らかになったことなので、もしかすると誤植(勘違い)である可能性もあります。
伏黒と禪院家の関係は?

伏黒家は禪院家の分家としての立ち位置です。
ただ、第138話では「伏黒甚爾との誓約状を履行し、伏黒恵を禪院家に迎え、同人を禪院家当主とし、全財産を譲るものとする」という直毘人の遺言が残されています。
宗家の人間を差し置いて伏黒恵が当主に選ばれた理由はズバリ「相伝の術式」を持っているからです。相伝の術式とは呪術師の家系が代々受け継ぐ特別な術式のこと。

伏黒恵が持つのは禪院家相伝の術式の一つ「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」。宗家の血筋に相伝の術式を受け継いだ者が生まれていなかった禪院家としては、喉から手が出るほど欲しい人材です。

そこに目を付けた伏黒甚爾が恵を禪院家に売る約束を取り付けていたので(第113話)、直毘人が今回の遺言を遺していたというわけですね。
まだまだ謎が多い禪院家の人間関係ですが、新たな情報が判明次第、追記していきます!