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呪術廻戦|伏黒恵の術式「十種影法術」徹底解説!式神一覧や領域展開も総まとめ

呪術廻戦の登場人物の1人「伏黒恵」は、主人公・虎杖悠仁が通う呪術高専の同級生で作中でも重要なポジションにいるキャラクターです。

特に伏黒恵の術式「十種影法術」は呪術界御三家の一つ「禪院家」から受け継いだ相伝の術式ということもあって、呪術界だけでなく特級呪霊・両面宿儺からも特別視されているほど。

そんな「十種影法術」について現在判明している情報をまとめてみました!伏黒恵が使役する式神一覧や領域展開についてもネタバレありで紹介していきます。

伏黒恵の術式「十種影法術」

十種影法術の能力

伏黒恵の術式は十種影法術

十種影法術は式神を使役する術式です。

禪院家に伝わる相伝の術式の一つですが、禪院家には現在この術式を使える後継者がいません。そのため、この術式を持つ伏黒恵は禪院家からも目を付けられています。

※伏黒家と禪院家の関係については別記事でも紹介しています。

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式神を使役するには「調伏」が必要

伏黒恵は調伏によって式神を増やしていく

十種影法術によって式神を使役するには、あらかじめ「調伏(ちょうぷく)」という儀式を完了しておく必要があります。

伏黒恵の説明(第117話)によると、術師は最初に玉犬という2匹の式神だけが与えられ、調伏を行いながら使役できる式神を増やしていくそうです。

そして、最終的に手にすることができる式神は十種。もともと式神が十種しかいないのか、式神はたくさんいるけど手に入れられるのが十種までなのかはまだ明らかになっていません。

破壊された式神は二度と顕現できない

破壊された式神は二度と顕現できない

式神は完全に破壊された場合、二度と顕現することができません。

これはデメリットにも見えますが、破壊された式神の術式や能力は他の式神に引き継がれるため、式神の能力アップにつながるケースもあります。

ただ、単行本7巻の作者解説によると「引継ぎには決まりがある」とのことなので、どの式神の能力がどの式神に継承されるかはあらかじめ決まっているようですね。

五条悟にも匹敵する術式?

伏黒恵の十種影法術は五条悟にも匹敵する

第117話で「十種影法術は術式の中でもかなり強い力を秘めている」ということが五条悟の口から語られていました。

かつて、五条家と禪院家が不仲になったきっかけとなった事件では、当時の当主同士が本気でやりあって同士討ちになってしまったんだとか。

当時の五条家当主は五条悟と同じ六眼持ちの無下限呪術使い。そして、相手の禪院家当主は十種影法術の使い手だったそうです。

つまり、伏黒恵の持つ「十種影法術」は、呪術師最強と言われる五条悟を倒せるほどのポテンシャルを秘めているということですね。

元ネタは日本神話「十種神宝」

ちなみに、十種影法術の元ネタは日本神話に登場する「十種神宝(とくさのかんだから)」ではないかと言われています。

十種神宝とは霊力を宿した10種類の宝のことで、鏡2種、玉4種、比礼3種、剣1種に分類されます。式神のデザインにも十種神宝の紋章が採用されているので、元ネタであることは間違いなさそうです。

十種影法術の式神一覧

①玉犬(ぎょくけん)

白・黒(しろ・くろ)

十種影法術によって玉犬の白と黒を呼び出す伏黒恵

伏黒恵に最初に与えられた式神。白と黒の二匹がいましたが、第6話で白が呪霊に破壊されてしまいました。

渾(こん)

十種影法術によって玉犬の渾を呼び出す伏黒恵

破壊された白の能力が黒に引き継がれた姿。能力を継承したことで特級呪霊相手でも対等に渡り合えるほど強力になっています。

②蝦蟇(がま)

十種影法術によって蝦蟇を呼び出す伏黒恵

蛙の姿をした式神。

攻撃力は高くないですが、舌で相手の動きを封じたりするサポート役として活躍します。

③大蛇(おろち)

十種影法術によって大蛇を呼び出す伏黒恵

第9話で登場。

地中から飛び出して両面宿儺に食らいつきましたが、直後に破壊されてしまいました。その後、能力がどの式神に継承されたかは明らかになっていません。

④鵺(ぬえ)

十種影法術によって鵺を呼び出す伏黒恵

攻守両面で活躍できる万能型の式神

翼には電気をまとっていて、攻撃した相手を痺れさせたり敵からの攻撃を防いだりしてくれます。もちろん、誰かを乗せて空を飛ぶことも可能です。

⑤満象(ばんしょう)

十種影法術によって満象を呼び出す伏黒恵

象の姿をした式神。

見た目通りパワー型で、これまでも「鼻から大量の水を吹き出す」「質量を活かして相手を押しつぶす」といった攻撃を見せてくれました。

⑥脱兎(だっと)

十種影法術によって脱兎を呼び出す伏黒恵

攪乱用の式神

大量のウサギを生み出すことで相手を錯乱したり自分の姿を隠したりするのに使います。

⑦魔虚羅(まこら)

十種影法術によって魔虚羅を呼び出す伏黒恵

正式名称は「八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)」歴代十種影法術師の中で調伏できた者は1人もいないと言われるほど強力な式神です。

武器

対呪霊に特化した「退魔の剣」

反転術式と同じく「正」のエネルギーを纏っていて、呪霊相手なら一瞬で消し飛ばすほどの威力を秘めています。

能力

魔虚羅の能力は「あらゆる事象への適応」です。

相手が繰り出した技のすべてに適応し、2撃目には見切ってしまうという力で、あの両面宿儺相手にも互角にやりあっていました。

拡張術式

不知井底(せいていしらず)

拡張術式によって不知井底をよびだす伏黒恵

伏黒恵は十種影法術の他に、調伏済みの式神を組み合わせて独自の式神を作り出す「拡張術式」を使うことができます。

現在登場しているのは鵺と蝦蟇を組み合わせた不知井底のみ。

拡張術式で生み出した式神は、力が弱い代わりにいくら破壊されても繰り返し顕現させることができるという特徴があります。ただし、オリジナルの式神(不知井底の場合は鵺か蝦蟇)が破壊された場合には拡張術式による顕現もできなくなります。

伏黒恵の領域展開

領域展開を使う伏黒恵

伏黒恵は不完全ながら領域展開を会得しています。領域名は「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」。通常2体までしか出せない式神も領域内であれば3体以上同時に顕現することが可能です。

領域展開とは術式を付与した空間を周囲に具現化する技のことです。領域内にいる間は①自分のステータス上昇②術式の必中化といった効果が得られます。

呪術戦の頂点ともいわれている技だけあって、作中でも使える人はほんの一握り。現在、呪術師の中で領域展開を発動したことがあるのは五条悟と伏黒恵のみとなっています。